godot-google-play-billing を試す

Google Play からインストールしたAndroidアプリ内でアイテムを販売するために利用できるGoogle Play Billing library があります。 このライブラリをGodot からエクスポートしたAndroid アプリから利用するためのgodot-google-play-billing プラグインがあります。

このプラグインのドキュメントサンプルプロジェクトがあります。

このプラグインをサンプルプロジェクトで試したときのメモをgithubのwikiにあげました。以下は概要になります。

サンプルプロジェクトを動かしてみてわかったことは次のとおりです。

  • ビルド済みのプラグインを使用したアプリでは、購入アイテムの確認(query purchase)の結果受信に発生するはずのシグナル('query_purchases_response’)が発生しませんでした。サンプルアプリの場合は、このシグナルのあとに実行すべき確定処理(acknowledgePurchase)が実行されないため、ロック解除のような購入が1回限りのアイテムを何回でも購入できてしまう状態になっていました。
  • 使用しているGodot(3.4.4)に合わせて、プラグインをソースコードからビルドしました。このプラグインのファイルでは、正常にシグナルが発生し、確定処理が実行できました。
  • Google Play にアップロードし、アイテムを定義すると、Google Play 経由でインストールしたアプリだけではなく、Android エミュレータで実行したアプリからでもアイテムの購入処理を実行することができました。